はじめに~なんで中野で沖縄フェス?~

2005 年に第1 回を開催し、今年で20 回目を迎える東京の夏開き「中野チャンプルーフェスタ」は、とって付けで「はやりだから沖縄イベントやってみよう!」と始めたイベントではありません。

今から54 年前1970 年に中野区青少年課の施策により「中野区・沖縄郷土の家」が中野区中野6丁目に開設されました。上京して心の拠り所のない青年たちが身の上を相談でき、故郷の仲間と語らい明日の活力を得る憩いの場として、沖縄県人がこの地に集うようになったのがきっかけです。

1980 年には「沖縄野外フェス」の草分けとなる東京沖縄県人会青年部主催の「アシバ祭」が中野駅広場で開催されました。約半世紀、中野に定住する者や飲食店など商売を始める者、沖縄関連のサークルやイベントを企画するなど地域の人達と交流を重ねながら、2004 年前身となる「昭和新道夏まつり」にてエイサー道じゅねーが披露され、2005 年「第1 回中野チャンプルーフェスタ」の開催につながりました。

東京に「中野」という拠り所をつくってくれた地域の皆さまに貢献できるようなイベントと日常の営
みをこれからも地域とともにある「中野のオキナワ」を育んでいきたいと思います。

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